治療の流れ

1.初診、相談

できれば前もってお電話をして頂いて、ご予約の上来院して下さい。
まず患者さんが治して欲しいところや気になっているところを伺います。たまに私の目にはここの方が問題ありと思う場合やあえて矯正をしなくてもよいと思う場合があります。そのようなことを含めて、視診・触診で問題点をあげ、どのような装置を用いるか、治療期間や費用などを提示します。 
通常当医院ではこのときにはレントゲンなどは撮影しません。まだ矯正をするか決めてない方に高額の費用の負担をかけられないと考えるからです。説明に必要な場合はたまにレントゲンを初診料の中で撮影することがあります。 
また、早期にごく簡単な道具や装置で治せそうな場合はそれを使って治すように指導することがあります。それで矯正をしないで済むことや本格的矯正が簡単に短期で終了することがあります。当医院では誰にでも矯正するように言わないのが方針です。
初診のときは相談だけで終わります。その場の勢いで決めないで冷静に判断するためです。

2.資料採得

日を改めて、ちょっと特殊なレントゲン、歯型、口元・口腔内写真などの診断に必要な資料を採得します。
治療期間を通じて1期治療開始時、終了時、2期治療開始時、終了時、保定終了時に資料を採得します。その他特に成長期で経過資料が必要なときには了解を得てから資料採得することがあります。

3.診断

骨格系・歯牙系の異常、軟組織(舌、口腔周囲筋)などの状態を分析して非抜歯・抜歯(どの歯を抜くか)など診断します。
診断結果だけでなく治療期間、装置、費用などについて書面でお渡しします。

4.装置装着

年齢、症状、目的などによって使用装置は異なります。
当医院では治療を2期に分けて矯正をしています。全歯牙に装着するマルチ装置の場合は2時間くらいかかりますが、その他の装置であれば10~30分もあれば装着できます。この日から2〜3日少し痛いことがあります。その後はほとんど不自由なしに生活できます。最初の装置から終了までにはいくつかの装置を交換して治療します。

5.調整

多くの装置は1カ月に1回調整しますので通院が必要になります。せっかく馴染んだ装置が調整するとまた少し痛くなりますが、装着をして6カ月もたつと慣れてきて余り痛くなくなります。個人差があって最初から全然痛くない場合もあります。

6.保定

歯牙の移動が終わりきれいな歯並び・口元になったら移動のための装置を撤去して、保定装置を装着します。歯牙を移動することと同じくらい保定は重要です。勝手に保定をやめると後戻りすることがあります。最終資料を採得して保定を終了し、すべての治療が終了となります。例外的に「親知らず」が骨の中に埋まっていて抜歯するには患者さんに著しく苦痛を与えそうな時は数年間待って抜歯するまで保定を続けることがあります。

外科矯正

外科手術は成長が終わった18歳以降になるので、術前矯正の開始は15〜16歳ごろからマルチ装置を装着します。早期治療が必要な場合もあり、それまでに色々な装置を装着することがあります。術前矯正は手術後に丁度きっちり咬み合うように上下顎の歯を並べます。ですから手術の直前は治療前よりも見た目は悪くなっていることのほうが多いのです。その分劇的な口元の改善が期待できます。

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